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不妊症についての基礎知識
1. 妊娠はどのようにおこるか
- 性交性による射精(図のA)
性交により膣内に射精された精子のうち活発な動きのよい精子は直ちに子宮の下部の子宮頚管から分泌される頚管粘液の中に入り子宮腔内→卵管へと遊んで進み、卵管の先端に近い膨大部というところで卵と出会います。
- 排卵(図のB)
卵管の中の卵の元(原始卵胞)は月経の終了ころから成育し、やがて発育卵胞→成熟卵胞となって、卵巣の中から卵巣の外へ排出されます。これを排卵といいます。
排卵した卵は直ちに卵管の先端部分(卵管釆)から卵管の中に吸い取られます(卵のピックアップ)
- 受精(図のC)
卵管の太い膨大部とよばれている部分でピックアップされた卵と卵管の先端までたどりついた精子とが出会い、一ぴきの精子が卵の中に入り込みます。これを受精といいます。受精した卵は分裂(卵割)を繰り返し、子宮腔に向かって輸送されます。最終的には桑実胚〜胚盤胞という状態になり子宮腔内に入ります。
- 着床(図のD)
子宮腔内に入った胚盤胞は1〜2日間子宮腔内をぶらぶら移動した後、最終的には子宮内膜と接着し、子宮内膜の中へ入りこみます。これを着床とよびます。(これでやっと妊娠が成立したといえます。)ですから妊娠が成立するためには
のいずれかに障害があると妊娠にはいたりません。